投資信託の仕組み
投資信託の知識も、CFPには当然必要です。
様々の種類の株式や債券を組み合わせた商品が、投資信託になります。
たくさんの投資家から大きな資金を集め、専門家が収益性の高い証券などに分散投資をして運用し、その運用収益を、投資額のパーセントに応じて、投資家に再び還元する商品になります。
証券会社、投信委託会社だけでなく、銀行、損害保険会社、生命保険会社などなど様々な金融機関が、投資信託の金融商品の販売を扱っています。
運用対象で投資信託を分類すると、大きく公社債投資信託と株式投資信託に分かれます。

公社債投資信託
この投資信託は国債や社債など、比較的安定性が高い公社債を主に運用されています。この金融商品の特徴としては、商品に全く株式を組込まないことです。
株式投資信託
この投資信託は、その名前の通り、一定の割合で株式を組み込んだ商品で運用します。購入時期や信託期間での分類では、大きく追加型(オープン型)と単位型(ユニット型)に分けることができます。
追加型
これは、いつでも購入・換金ができるのが特徴で、信託期間が定められていません。追加型の公社債投資信託の代表は、中期国債ファンドやMMFです。単位型
これは信託期間が設定されていて、購入は募集期間だけとなります。また、単位型のなかででも、2つに分けることができます。商品性が同一のものを毎月募集する定時型と、随時募集するスポット型の2つです。
これと別に、国内か海外で、国内投資信託と外国投資信託に分けることができます。
また、収益の分配方法でわけると、毎決算日から5営業日以降に収益分配金が支払われる分配型、満期時や途中換金時にまとめて分配金が支払われる無分配型に分けることができます。
金融の専門家としてCFPは、上記の投資信託などなど様々な金融商品の特性を見極めるため、金融の専門知識がどうしても必要となります。
ですので日々の学習を続けて、試験に臨んでください。
これは当たり前ですが、これらの勉強は試験に合格する為だけの学習だけでなく、自分自身のためや顧客が金融商品を選ぶ時に必ず役立つ重要な知識になります。