CFP(CERTIFIED FINANCIAL PLANNER)試験・資格

個人向け国債と新窓販国債

個人向け国債は、CFPには知識知識として欠くことのできない金融商品の1つです。
個人向け国債は、購入対象者を個人に限定した国債です。

最低1万円から、1万円単位での購入ができるので、個人で保有のしやすい金融商品といえます。

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個人向け国債は、5年固定型と10年変動型の2種類があります。
毎年、1・4・7・10月の4回の発行(販売)です。

2008年7月発行分は、5年固定型の金利は年1.22%、10年変動型は年1.00%です。
10年変動型の金利は半年ごとに見直されますので、経済状況によっては金利が上昇し、利回りの良い商品と言えます。利払いは半年に1回となっています。

5年固定型は、発行から2年経過すればいつでも中途解約が可能です。
ただし、額面金額に経過利子相当額を加算し、残りの年数(年4回分の利子・税引き前)x0.8が差し引かれた額で換金されます。

10年変動型は発行から1年経過で中途解約が可能となります。
換金の計算は、額面金額に経過利子相当額を加算して、直前2回分の利子(税引き前)x0.8を差し引かれた金額となります。

また、平成19年10月より、新しい窓口販売方式による新窓販国債が始まりました。
この国債には購入対象者の制限がないので、法人やマンションの管理組合などでも購入が可能です。

新窓販国債は固定金利型の2年、5年、10年の3種類があり、毎月発行されています。
販売は5万円が一口となっています。
2008年7月発行分は、2年は年0.9%、5年は年利1.5%、10年では1.8%でした。

新窓販国債では発行日から初回の利子払日までが、ぴったりと半年にはなりません。
そのため購入時には、半年に満たない分の利子相当額を、購入額と一緒に払い込まなくてはなりません。

初回の利払日には、先に支払った利子相当額を含めた半年分の利子を受け取る仕組みとなっているのが大きな特徴です。
中途換金はいつでもできますが、その場合には売却益もしくは売却損が発生します。

ひとくちに国債といっても様々な種類があります。
新しい商品や改正などは試験に出題されやすい傾向がありますので注意してください。CFPの知識として、新しい商品も含め最新の知識を覚えておきましょう。

試験にも出題される可能性も考えて、常に最新の情報を得るように心がけてください。

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