MRFとMMF
投資は元本の保証がありません。
どのような商品がリスクが少なく、安全な商品かは知識として、CFPの試験に合格するうえで重要です。

MRF(マネー・リザーブ・ファンド)は、証券総合口座専用の投資信託で安全性と流動性を確保するため、格付けの高い公社債や短期金融商品で運用されます。
預けた資金は損失が生じるような株式には投資されません。MRFは証券会社に口座を開設する際にMRFの申し込みをするか選択する場合や、自動的にMRFの申し込みがセットされている場合があります。
MRFは1円以上1円単位でいつでも申し込みが可能で、申し込み手数料はかかりません。
信託期間は無期限で、解約も手数料なしで自由に預けた資金の出し入れができます。
元本保証はありませんが、元本割れのリスクが少なく、銀行の普通預金よりも利回りは高めです。
2008年6月25日現在の野村MRFの年換算利回りは0.380%、ダイワMRFは0.413%です。
MMF(マネー・マネージメント・ファンド)は、中・長期公社債を中心に運用する投資信託で、こちらも元本割れが少なく、利回りはMRFよりも若干高めです。
MRF同様、購入は1円以上1円単位ですが、販売会社によっては購入の単位が違いますので注意してください。
購入から30日未満までの換金には信託財産留保額という手数料が発生します。
2008年6月25日現在の野村MMFの年換算利回りは0.500%、ダイワMMFは0.532%です。
証券会社に口座を開く際に、このようなリスクの少ない商品から投資を始めてみるのも、投資への第一歩の1つです。
CFPとして、投資商品にはどのようなものがあるのか、リスクがどのようなものなのかを調べておかなければなりません。
商品の特徴をしっかりと把握して、最新の情報収集を常に心がけて試験に臨んでください。