救急処置で使用される医療機器

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救急処置で使用される医療機器


最近は、救急救命士が行なうことが可能な救急処置範囲が拡大されてきています。

具体的には、平成16年7月より、救急救命士によって気管挿管を行なうことが可能になり、平成18年4月より、薬剤投与を行なうことが可能になりました。

そのことは、逆に、救急救命士を養成したり再教育をしたりする際に必要となる病院実習はもちろん、それに加えて、気管挿管・薬剤投与の病院実習を行なう必要があるということになります。

それにより救急救命士が医療機関内で、医師の指導のもと、病院実習を実施するという機会が増えることになっててきています。cwcc013-s.jpg
このような病院実習は、救急救命士の実習を行なう病院で救急車で搬送されてきた患者や入院中の患者に対して、医師の監督下のもと実施されるものです。

そのような実習を行う場合、命に関わることですから本来は、その患者に対して、事前に実習の詳しい説明と同意を行なう必要があります。

しかしこのような重要な事にも関わらず、それが必ずしも行なわれていない場合があるのが現状なのです。

このような救急救命士が関わる病院実習を順調に適切に進めていくには、国民に広く以下のことを知ってもらい、内容を十分理解してもらうことが必要になってきます。

  1. 救急救命士が病院で、患者に対して実習を行っているという事実。
  2. 病院実習を救急救命士が行なうことを、承認している病院があるという事実。
  3. 救急現場における救急活動のクオリティを上げるためには、救急救命士の病院実習は、欠かすことができないものであるという事実。
  4. 救急救命士が病院実習を行なうためには、患者に広く理解と協力をしてもらう必要があるという事実。

このようなことをできるだけ国民に知ってもらうため、消防庁では、救急救命士の病院実習の必要性を強く呼びかける手段として、ポスターを作成するなどして、医療機関をはじめ、さまざまな施設に掲示しています。