ホームヘルパー1級資格とは

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ホームヘルパー1級資格とは

最近人気のホームヘルパーの資格には資格試験を受けず、決まった講習をきちんと修了することで取得できる、いわゆる認定資格になります。

このように手軽に取得できる資格として人気の資格ですが、ホームヘルパーの資格3種類のうちでは、2級を取得している人がほとんどを占めることになります。

つまり2級のままでは他人と差別化できにくいことになりますので、ホームヘルパーとしてさらにステップアップしたいなら、1級取得を考えることが必修になりますね。

ステップアップのためのホームヘルパー1級を取得するには、2級講座を修了した後さらに実務経験(1年以上)が必要になります。

具体的な講習の内容は、講義が84時間、実技講習が62時間、実習が84時間で合計230時間という時間が必要になっています。
こうやって時間だけみても、簡単にはとれそうにありませんね。

さらに具体的な内容では、単純な介護に関しての知識を身につけることのみだけでなく、1級独自の介護技術を指導する方法についても学ぶことになります。

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チームケアをはじめとしたマネジメント能力などの、チームリーダーとして必要になってくるための知識も一緒に勉強します。

ですから1級取得後は実際に現場でサービスを提供するホームヘルパーはもちろんのこと、どちらかというと、複数のヘルパーをとりまとめる役目の主任クラスのヘルパーとして働く場面が多いようです。

主任クラスになれば当然責任もUPしますから、給与もアップしますし、勤務体制も非常勤ではなく、常勤での勤務がほとんどになります。
さらに1級を取得した後も、3年ごとに継続養成研修を受けることになります。

この継続養成研修の中身ですが、1級取得者のさらなる資質の向上のために実施される研修になります。

1つずつ受講して、合計4つのプログラムを受講することになります。

こう書いてみますと、ホームヘルパー1級は資格を取得するのも、維持するのも大変そうですが、残念な事に、このようにがんばってヘルパー1級資格を取得しても、国家資格が必要になる介護福祉士よりは下として扱われる場合が多い現実があります。

さらなるステップアップのために、ヘルパー2級を取得していて実務経験が3年以上ある人は、1級ではなく、直接介護福祉士を目指してみるといった選択もありますので、選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。