タイトル:ホームヘルパー事業所の選び方(2)
介護をやってみたいとか、勉強してみたいとか興味がある人は、まずはホームヘルパーの勉強から始めてみましょう。
このホームヘルパーは資格試験を受けずにカリキュラムを修了すれば資格を取得することができるので、パートやサラリーマンなど他に仕事を持つ方でも取得が比較的楽な資格として人気があります。
ホームヘルパー資格を取得して介護現場で働くには、ホームヘルパーとして指定の事業所に登録する必要があります。ここでのポイントは、良い環境で仕事するためにはこの事業所選びは慎重に行った方がいいということです。
登録制のヘルパーの場合、多くの方は直接自宅から利用者宅まで行って、仕事が終わったらそのまま帰宅の直行直帰になります。
経験が浅い新人ヘルパーの時期は先輩ヘルパーと同行して業務を行うことになるのですがそれ以外は普通、ヘルパー業務は一人で行う事になります。
このような事から、意外と自分以外の他のヘルパーさんとの関係はほとんどない状態である場合が多いのです。
独りの方が気を使わなくていいと思う人もいるでしょうが、それでは仕事上での困難場面や難しい相談事等があった場合、相談できる人や場がなくて困ってしまいますよね。
実際に、周りに相談出来るヘルパーがおらず、一人で考え込んでしまい、仕事上のストレスをためてしまうヘルパーも多いのが現状です。
就職してからそのような事になるのをできるだけ防ぐためにも、精神的なケアをヘルパーに十分に行っている事業所を選びましょう。
事業所の中には、仕事を終えたヘルパーと報告の場をわざわざ設けることで、ヘルパーからの様々な相談を受けることができるようにしていたり、毎週金曜など定期的にヘルパーが集まって会議を開いたりしていたり、ヘルパー同士で密なコミュニケーションがとれるようなシステム作りを積極的に行っているところもあります。
仕事もして、さらに事業所に出向くのは面倒だし、会議なんてやったことがないので意味がないよ、と感じる方もいるかもしれませんが、ヘルパーの仕事を長く続けていくなら、やはりヘルパー同士のつながりはとても大切なものになってきますよ。
ですのでこの点は、面接の時に必ず確認してみてくださいね。
また、事業所に登録する時は1つのところにこだわったり、あきらめたりしないで、自分にとって良さそうだと思った事業所には複数登録しておきましょう。
これはちょっとした事ですが、実際に働いて実情が分かってから働きやすい事業所をしぼりこんでも十分なのです。
自分が働くのですから働きやすい環境を作ってくれる事業所を選んだほうがいいに決まってますよね。