資格はなくてもホームヘルパーはできる?
特別な資格試験というものはホームヘルパーの資格を取得するためにありません。しかし試験がないからといって、じゃぁ簡単に取得できるかといいますとそう簡単にとれる資格ではありません。
やはりどのような資格でも、資格取得にはそれなりの時間と努力とが必要になるのです。
これからの高齢化社会に向けてホームヘルパーの仕事をやってみたいけど、いろいろと忙しくて資格を取得する時間がないんだよねぇ・・・と思って躊躇している人はいませんか?
ホームヘルパーの種類には1~3級までありますが、ホームヘルパーを募集する時、ほとんどの事業社は2級以上の資格を取得している事という条件を提示してきます。
「じゃぁやっぱり無理だぁ」と思われるかもしれませんが、実は資格を取得しとかないと全然働くことができない、というわけではありませんので安心してください。
確かにホームヘルパーの仕事をするには、専門的な技術と知識が必要になってきます。
それも確かに大切なのですが、しかしそればかりでなく、仕事をする人の人柄やコミュニケーション能力などもとても重要なポイントになるのです。
ホームヘルパーを募集する時、利用者の中には、ベテランヘルパーより、新人ヘルパーの方がいいとという人も少なくありません。
というのも、ベテランヘルパーの中には、技術力は素晴らしいのだけれども「介護してあげる」という意識がどうしても拭い去れない人がいるためです。
このことはもちろん、ベテランヘルパーのみに限ったことではありませんが、豊かなコミュニケーション能力を使うことで相手に不快感を与えないことが、大切な仕事だと言えるのではないでしょうか。
まだこれといって介護の資格は持っていないけど、高齢者や障害者など他人のために働きたい、と思っているボランティア精神が強い方は、市民グループやNPO法人企業等を考えてみてみるのも一つの方法です。
このような種類の団体は、きちんと資格をもっていなくても活動が可能な場合ががほとんどです。
勤務体系は、正職はあまりおられず、パート勤務の状況で働いている人がほとんどです。立場が登録制なので、依頼があった時や、必要になった時だけ出勤するということになります。
このような団体は小規模な団体が多いですので、人手が足りない場合や忙しい場合は登録日以外でも要請がある場合があります。
また、気になる報酬金額は、フルタイムではありませんので、当然少なめなのも特徴的です。
しかし、お金だけじゃないと思っておられる方、今よりよりやりがいを求めている方や、普段は専業主婦なので手が空いている時だけでも何か人の役に立つ事に時間を使いたい、という人にはぴったりですね。
求人案内は、求人紙などに広く募集しているわけではなさそうなので、地道に自治体の広報誌や、知人・ネットからの幅広い方法で情報を得るようにしましょう。