ドラゴン ボールとドラゴン ボールZ羅針盤


鳥山明のデビュー後は?

 

鳥山明は、1978年『週刊少年ジャンプ』に、読み切り作品である『ワンダー・アイランド』が掲載されて、デビューを飾りました。

 

 

しかし、デビュー作のアンケート結果では、最下位であり、その後も週刊少年ジャンプ本誌や増刊号で発表された、短編作品の人気も良いものではありませんでした。

 

1979年、編集者の鳥嶋和彦に促され、『ギャル刑事トマト』という読み切り作品を描きましたが、でもその作品は、鳥山明が本来苦手とする「女性を主人公とした」作品でした。

 

 

ですが、この作品が、とても評判が良く、これを機に『週刊少年ジャンプ』の連載が決定したのです。

 

 

1980年に初連載作品『Dr.スランプ』が掲載されました。
この作品は、いわゆる「博士物」で、初め鳥山明は、天才科学者則巻千兵衛を主役にと考えていたのですが、鳥嶋和彦のアドバイスで、則巻アラレ(女の子のアンドロイド)を主人公に設定したのです。

 

 

ですので、千兵衛は脇役になってしまったのですが、これが良かったのでしょう。
初の連載作である『Dr.スランプ』は、当初より人気作となり、1981年からは、『Dr.スランプ アラレちゃん』として、TVアニメ化され、最高視聴率36.9%を記録し、歴代アニメの平均視聴率で見事3位と、大ヒットアニメとなりました。

 

その『Dr.スランプ』連載の一年目では、3日に一回しか寝ることができず、最高連続徹夜6日を記録したとのことです。

 

だから、ペン入れをした記憶がないという回があるほど、多忙を極めたようです。
『Dr.スランプ』連載は5年程度続きましたが、本人のネタが不足してしまったということで、1984年に終了させてしまい、単行本は全部で18巻でました。

 

 

そして、『Dr.スランプ』終了後すぐに、今回、映画実写版にもなった『ドラゴンボール』の連載が開始されます。

 

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しかし、当初はアンケートでも、あまり大きな反響は無く、人気も、ありませんでしたが、少しずつ地球を守る戦いを中心としたストーリーとなることで、人気を獲得していきます。

 

 

そして、1995年まで11年間連載が続き、親子2代に渡る壮大なスケールの作品が描かれることになったのです。

 

 

映画ドラゴンボール実写版は、3部作から成り立つ予定です。


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