秘書技能検定
清潔感があってとても知的な女性の姿が浮かぶのは、秘書、という職業ではないでしょうか。
秘書の仕事というのは、意外と範囲が広いもので、上司のスケジュール管理や来客への対応だけでなく、事務処理や文書の作成や管理などもしなければなりません。
そのため、女性ならではの細やかさが活かされる仕事と言え、周囲と円滑に接する事ができる的確な判断や協調性が求められます。
秘書技能検定というのは、秘書に関する資格としての公的資格です。
3級、2級、準1級、1級とこの資格には段階があり、約70%の合格率の3級に対し、準1級と1級は約25%の合格率となっています。
2級以上の取得者が、秘書として就職している人の多くで、転職や就職に有利なのは準1級・1級を持っている人です。
秘書技能検定合格者は、気配り、言葉遣い、一般常識やマナー、IT機器の操作についての知識などが身に付いているので、素直に社会人一般に求められる知識はどんな業種にも対応出来ます。
資格取得は、独学でも2級までなら大丈夫でしょう。
短大などでは授業に組み込んでいる学校もあり、3級、2級の取得者も多いようです。
準1級と1級の試験は難しいので、専門のスクールや通信講座で勉強したほうが早いでしょう。
また面接試験も、準1級からは加わってきます。
ロールプレイングという審査が、実践的な力を見るために行われます。
受験者が応対の演技をして、面接官の指示する状況に応じるのです。
これは社員を企業が新規採用する場合の面接試験に組み入れているところもあるようです。
社会的なマナーに普段から気をつけて振舞う習慣をつけておかなければいけませんね。