日本語教育能力検定
主に外国人に対して日本語を教えるのが、日本語教師という職業の仕事です。
普段から私達が日常的に話している言葉を教えるのだから、たいして難しい仕事ではない、と中には思う人もいると思いますが、日本語教育というものは実はとても難しい仕事なのです。
外国人との接し方や習慣に対する理解も必要となってくるので、日本語を知っているだけでは務まりません。
日本語教育能力検定のレベルはとても広い範囲から問題が出され、試験レベルは大変高くなっています。
20%切る合格率の低い検定で、日本語教育の専門家として能力と知識が、必要とされる基準に達しているかどうかを検定するものなのです。
経済的に出費がかさむ受験勉強になりますが、教室に通って集中講座などを受けたりするのが効率的です。
海外生活の経験があり、いずれは海外での就職を希望している人が、日本語教育能力検定の受験者には多いです。
この資格を取得するには、海外生活の経験がなくてもできますが、外国人に対する深い理解力はやはり必要になっています。
この資格を取得して海外で就職するには、民間教育機関か公的機関からの派遣が多く、アジア・オセアニアが主になりますが、日本語を現地の語学学校で教えるというのが、一般的になっています。
また、多くの国内の日本語学校は、日本語講師の養成講座を併設していますので、その卒業生からほとんどが採用されています。
そのため、日本語学校でも国内での就職を希望するなら、まずは経験を積むために非常勤講師になって、それから専任へとステップを踏みます。